図書館と言うと、立派な文学全集や百科事典がならび、静かに読書する人や自習をしている学生を思い浮かべる人
が多いようです。そのせいか「自分には図書館なんて関係ないよ」と言う人も多いようです。 しかし、実際に図書館を使い始めてみると、そのイメージは大きく変わってきます。図書館で文学全集を借りて読むと
言う人は案外少ないのではないでしょうか。第一、短い貸し出し期間では一冊読み切ることは容易ではありません。「源 氏物語五十四帖」を図書館で借りて読んだという人がいたらそれはかなりの根性の持ち主と言っていいのではないでし ょうか。 百科事典だ全集だ、と言うものは自宅の本棚に飾って楽しむもののようです。
では、図書館で良く借りられているのはどんな本なのでしょうか。
まずは絵本、次にハウツー物、そしてベストセラー本ではないでしょうか。
子どもの読書欲は旺盛です。しかし絵本というのは意外に高価でそうそう買い与えることは出来ません。そんな時に
は図書館の絵本は大変ありがたいものです。 ハウツー物は一冊買うまでもない、必要な部分だけ拾い読みすればいいと言う人が多いのではないでしょうか。私の
妻は図書館から借りてきた手芸の本を見ながら子どもの服を作っていたようです。 そして、ちょっと読んでみたいけど買うのはどうも、というのがベストセラー本です。ベストセラーの中には確かに優れ
た本もありますが、中にはほんの一時期のキワモノ的な物もあります。とりあえずは図書館で借りて読んでみて、気に 入ったら買ってみよう、というのは賢い庶民の正しい図書館の使い方だと思うのですが…。 いっしょに図書館を使っている職場の先輩が、「図書館を使うようになってから、本を買うことが少なくなって助かって
いる。」と言っていました。 また、「実際に図書館を使ってみるまでは、こういう使い方があるんだって事が分からなかった。」とも言っていました。
図書館のサービスに触れることによって、図書館に対する認識が変わったと言うのです。 さて、サービスという点では公民館図書室は図書館におよぶべくもないのですが、せめて、意識的にベストセラー本を
入れてみてはどうでしょうか。 新聞の書評欄などには売り上げベストテンなどが載っています。それに注意して購入し、こまめに広報活動をしてい
けば、利用率はかなり伸びるのではないでしょうか。 そして、何よりも、図書室に対する親近感、信頼感が増すのではないでしょうか。
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