開館前から行列を作り、開館と同時に飛び込んで席を取る。館内の机はすべて中・高校生が独占して受験勉強にい
そしむ。 日本の多くの図書館で見かける夏休みの風景です。
いかにも図書館らしいと感じている人も多いようですが、私にはどうもうっとうしく感じられます。
本来図書館はどんな使い方をしてもいいのですから、居眠りをしようと世間話をしようと勝手でしょう。ましてや、勉強
をしているわけですから「本来の使い方ではないか」と言われるかもしれません。 でも、彼らの勉強を見ていると、その多くが参考書と教科書だけの受験勉強でしかないのです。残念ながら、さまざま
な資料を駆使してレポートを書くというのとは程遠いものです。そんな勉強なら、静かな自宅でやった方がはかどるので はないでしょうか。 図書館で受験勉強をするなと言うわけではありませんが、図書館をそんなふうにしか使えないなんてもったいない話
です。 図書館にはもっと豊かなものが眠っているのです。隣の部屋でやっている講座やお話会に参加してみませんか。教
科書の記述が本当に正しいのか他の資料に当たってみませんか。 机の独占で司書を困らせるよりも、レファレンスで司書を困らせるようになってほしいものです。
ただ、受験勉強のために参考資料室の机を独占されるような状況ははっきり言って異常だと思います。
そのために調べ者をしたい多くの人が締め出されてしまっているとなれば明らかに問題です。
これは図書館永遠の課題だと聞いたことがありますが、図書館利用のありかたと言うより、マナーの問題かもしれま
せん。もっとも、それ以前に日本の教育の在り方の問題なのかもしれませんが。
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