「今、どこでも昔からある商店街は閑古鳥が鳴いてますよね。町から消費者がいなくなってしまったのかと思うと、コ ンビニエンスストアはいつも大勢の人がいるんです。」富士見町立図書館の見学で司書の方が言っていました。コンビ ニエンスストアの話と図書館とどういう関係なんでしょうか。 お話は続きます。「商店街のお店は専門店としての自負もあるのでしょうが、自分が良いと思う商品、言い換えれば、
売りたいものを売っています。その反対にコンビニエンスストアでは徹底的にお客のニーズに応えようとしています。こ れからの図書館はそうあるべきだと思います。富士見町立図書館ではダイナミックな動きのある、コンビニエンスストア の様な図書館をめざしています。」 図書館にとって地域文化の担い手としての見識は必要でしょうが、徹底した利用者サービスと言うことも大切です。そ
の意味でこの富士見町立図書館の発言は注目に値すると思います。 利用時間の延長(日によっては午後八時まで開館、祭日の開館など)ショッピングカートの設置、漫画やビデオ、CD
を置くことなども利用者のニーズに応えてのことだとのことでした。 今後も学校図書館との連携、福祉バスとの提携、図書館で住民票を取り寄せるなどのサービスができないかと検討
中とのことでした。 以前聞いた話ですが、百貨店ではたくさんの商品に目移りしてしまい、何を買って良いか分からなくなってしまうので
すが、コンビニエンスストアではいますぐ必要な物、一番売れる物を厳選して置いてあるので、客は迷うことなく必要な 物が手にはいるのだそうです。 特に町村のように小規模な図書館においてはそうした運営が重要なのではないでしょうか。図書館という枠を越えて
行政サービスのあるべき姿を考えていきたいという富士見町立図書館の姿勢は「利用者に快適な時間を過ごしてもら うために、トイレの掃除は一日に何回も行っていますよ。」という言葉に象徴されていたと思います。
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