公共図書館のイメージは随分変わってきたようです。 昔は難しそうな本が並び、特別な人が行くところと思われていたのですが、最近では楽しい本、日常生活に役立つ本
が並び、家族連れ、特に子供たちやお年寄りの憩いの場としてとらえられることが多くなってきたようです。 そのせいかベストセラーやハウツー本が並び、大変親しみやすくなっているのですが、それでもまだまだ不満がありま
す。 それは、文庫本が少ないということです。
本を持ち歩くにはできるだけ軽い方が良い、それは図書館の本にしても同じです。文庫本で済ませられるものなら文
庫本で読みたいと考えるのは人情だと思います。 それに、最近では文庫本でなければ読めない本が多いのです。
中高校生に人気の富士見ファンタジア文庫や角川スニーカー文庫、集英社コバルト文庫や講談社X文庫などはほと
んどが文庫オリジナルです。 最近では井上ひさしや村上龍の作品でも、文庫でなければ読むことのできないものがあります。
東京都内のある図書館の館長さんは「公共図書館は意識して文庫本の収集をしなければ二十一世紀には赤川次郎
の作品などは読めなくなってしまうかもしれない。」と言っていました。 文庫本は造本が弱いと言われますが、ブックコートなどで補強すればかなり長持ちします。また、寿命が短い(すぐに
読まれなくなる)などと言われますが、それはほかの本でも同じこと、昨年話題になった郷ひろみの「ダディ」なんか今で は誰も振り向きもしません。 図書館は利用者サービスを考えるならもっと文庫本を積極的に入れるべきではないでしょうか。
ところで、先日ある食堂で小山ゆうの「あづみ」という漫画を見つけました。アニメーターをしている友人から「最近、一
番面白い漫画だった」と紹介され読みたいと思っていた漫画だったので、食事の後もしばらくねばって何巻か読んでき ました。 こんな時はつくづく思います。「図書館に漫画が入らないかなあ。」と。
実は個人的には図書館に一番入れて欲しいのは漫画なのです。
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