'99.5.13・14 王滝村で発生した山火事消火の様子

'99.5.14、前日に王滝村で発生した山火事に、隣接消防団として消火活動に参加してきました。
当日は、朝4時に起床。王滝村木曽ダムのほとりに集合し、直ちに現場に向かいました。
現場は急な山中で、現場までは四つん這いになってよじ登るような場所もありました。
現場は植林地で、夜のうちに燃え尽くしてしまい、
消火活動はほとんど残火処理のような状況でした。
それでも、くすぶり続ける木や切り株をスコップで叩いたり土をかけたりして消火。
水が確保できない山火事の消火は大変でした。
午後1時過ぎに鎮火報が出され、下山。
その頃には、全身が灰と炭で真っ黒になっていました。
現場にはタラの木がたくさん生えており、出火原因はタラの芽を取りに来た人の
たばこの火の不始末ではないかと思われます。


麓に集結した消防団と消防署の職員。


消火の道具は「スコップ」など。
この後、現場までの道のりが急坂の上
とても長かった…。


現場に到着、焼けてしまった山の向こうに
対照的に美しい御嶽山が見える。


焼けただれた山肌。


消火活動に駆けつけた長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」。


「アルプス」の消火の様子。
近くのダムから汲み上げた水を投下し消火を行う。


消火活動開始、ちょっとブレてしまいました。


燃え残ってまだ煙をあげる木材に、
スコップで土をかけて消火する。


煙を上げる立木。
この後、営林署員の手により、切り倒して消火した。


ほぼ、消火が終わり、待機状態となる。


上空から警戒を続ける「アルプス」


山火事だけでなく、火事はとても怖いものです。
火の元には十分気を付けましょう。




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