久々にアップするトピックス、今回は趣向を変えて、書籍の紹介です。
98年春、木材業界大不況の中、木曽にある業界としては大手の製材業者が 業績不振で倒産しました。 当作品は、主人公がこの会社の経理担当役員に抜擢され連帯保証人を引き 受けたことから、35歳の若さで7億円の借金を背負い、自己破産まで追い 込まれたエピソードを中心として、一つの中小企業が倒産までに至る経緯、 取引先や債権者、家族などの人間模様までが描かれたノンフィクションです。 連帯保証人がいかに責任が重いか、これから契約書に印を押す可能性の ある人はもちろん、中小企業経営者は一読の価値があると思います。 また、地元に住む者としては、衝撃的だったあの倒産事件の真実を知ることが できる点でも、木曽の人は必読だと思います。 題 名 「連帯保証人」 著 者 山吹繁 出版元 東京図書出版会刊 定 価 1,429円+税 コード ISBN 4-7952-4813-3 C0095