台風13号にも負けず
2016年10月5日〜6日にかけて台風13号が日本海を通り、長野県も暴風雨圏内となりました
そんな折、ヒメアカタテハが拙宅庭木にて台風をやり過ごし、たまたまそれに気が付いて
観察記録しましたのでご紹介いたします。(長野通過時は温帯低気圧に変わりましたが)
10月5日は台風の接近に伴い昼頃から雨雲が暗く立ち込めて夕方のような感じでした。
それまで庭の花で吸蜜したり地面に降りて静止を繰り返していた本種が14:30を少しまわった頃
今までの地表に近い活動を止めてヒバの地上高3mほどの葉に止まったまま動かなくなりました。
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暗くなったので夕方と間違えて寝る準備だろうと一応写真を撮っておきました。↑
16:30になってヒメアカタテハはどうしたかなと観察すると先ほどと全く変わらぬ様子でした。
今夜は風が吹くのにあのままでは何処かへ飛ばされてしまうのだろうなと心配したり野生動物の
気象に関する予知機能が働かないのかなーと考えたりしましたがその後放念してしまいました。
ところが台風も去った翌朝7時過ぎにヒメアカタテハはどうだったかなと昨夕の
静止場所を見ると昨夜の最大風速13.4mにも耐えて静止しているではないですか!
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夜中に空の4リットルジョロやバケツが飛ばさる音を聞いていたので
ヒメアカ君、良く頑張ったなー大変な夜だったねーとねぎらいました (^_^;)
結果的にヒメアカの行動は正しく私の考えが浅はかだったという事ですね。
その後08:15頃再度観察すると日照を得て何処かへ飛翔したらしく姿はありませんでした。
9時過ぎになって 昨日ヒメアカタテハが吸蜜していた花を見ると何事もなかったように
イチモンジセセリやキタキチョウと分け合いながら吸蜜していました。
2016年10月5日と6日の当地におけるアメダスの10分毎のデータは
こちらをご覧ください
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