キタキチョウの越冬場所の一例  

 2016年も押し迫った12月31日、小5の孫達が歳取りにやってきました。そして開口一番 ”じいちゃん蝶がお庭に止まっているよ” ”今頃いるのは冬蛾だよ”と私。 見て見てと しつこく言うのでやおら神輿を上げて表へ出てみると門柱脇のサツキに黄色いものが!  
しゃがんでよく見ると冬蛾ならぬキタキチョウではないですか!  私は毎日通っていた場所なのに気が付かず、これには参りました。
2016年に本種を最終確認したのが10月の下旬でしたので、多分その頃からずっと此処に 居たのでしょうか、12月にも暖かい日がありましたから越冬場所を移動したのかも。
年は明けて1月8日に25pの積雪がありました         こうなったら観察を続け無事越冬明けを見てやろうと考えています。 それにしても子供の観察力の鋭さには恐れいりました。   毎日見ていても何も気づかぬボケ老人にも困ったものです。
↑さて、その後の様子は1/14日からの降雪ですっかり雪の中にお隠れです。 この方が暖かで過し易いと思います。                  ところがその後は降らずほとんど融けてしまった2月2日、大陸からの吹きだしで 強風が吹き荒れました。キチョウが心配になり越冬場所をのぞいてみると地面に  落ちてサツキの根元に引っかかっているではないですか、これは一大事!     行き掛り上捨ておくわけにもいかずプラケースに入れて保護することにしました。 白い紙はコーヒーのペーパーフィルターで、少し加湿した炭を入れてあります。  6月に入ってひよっとしたらと淡い期待を込めて注意していましたが動く気配は全く ありませんでした、保護の甲斐もなく越冬失敗を宣言いたします。自然状態では今回 のキチョウにかかわらず多くの種で失敗が有るのだろうなという感を強くしました。
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