ヒオドシの蛹が鈴なり  




 蝶の幼虫は蛹化に際して食樹や食草を離れ、天敵から見つからないような場所を選んで
蛹になるのが普通ですが、その常識を破った光景を撮影しているのでご披露します。  

 下は梢付近の拡大です、ほぼ等間隔に並んだ蛹が楽譜のようで見事ですね。コロニーが
鳥に見つからなかった為食樹の葉が不足し、右往左往している間にはからずも蛹化の時を
迎えてしまったというのが当たらずとも遠からずというところではないでしょうか。  
卵塊がもう1つ多かったり植樹が更に小振りだった場合、全滅の可能性もありますね。 
(ざっと数えて60蛹あまり、ちなみにこの木はバッコ柳です 95.7.10撮影)


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