
| 本陣礎石 | |
この建物も老朽化が進み、少しずつ修繕を重ねてきましたが、平成17年から本格的な修復にとりかかり、自治体等の補助等も得て平成18年全面修復しました。 9歳で離れたふるさと木曽馬籠への望郷の思いは、藤村の作品の源となり、童話『ふるさと』小説『幼き日』『家』『夜明け前』随筆、紀行集などにこの隠居所が描かれています。特に馬籠が作品舞台とな『夜明け前』には、 『(半蔵は)やがて自分の屋敷内にある母屋と新屋の間の細道づたいに、裏の隠居所の方へ行った。階下を味噌や漬物の納屋にあててあるのは祖父半六が隠居時代からで、別に二階の方へ通う入口もそこに造りつけてある。雪隠通いに梯子段を上ったり下りたりしないでも、用を達せるだけの設けもある。そこには筆者不明の大書を張りつけた古風な押入れの唐紙から、西南に明るい障子をめぐらしたへやの間取りまで、父が祖父意匠をそっくり崩さずにおいてあるところだ。代を跡目相続の半蔵に譲り、庄屋本陣問屋の三役を退いてからの父が連れ添うおまんを相手に、晩年を暮らしているところだ。』(第2部第4章の5) と描いている。(館長鈴木昭一著) |
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明治以来の井戸。今も枯れることなくこんこんと水が湧き出 ていて館内の池へと注がれている。 |
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